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新居浜市のマイントピア別子から11kmほどのところにある東平(とうなる)ゾーン、東洋のマチュピチュと言われる別子銅山の産業遺産群です。
2022年3月に落石のため通行止めになっています。
道路復旧見込は、2023年3月末予定です。
目次
別子銅山東平(とうなる)駐車場や案内図 行き方とバスツアー
案内図

昔の東平

行き方

マイントピア別子から東平ゾーンまでは、車で約26分ほどです。
自家用車で行くことができますが、途中道幅が狭いところがあります。
マイントピア別子からのガイド付の東平観光バスもあります。
東平観光バスの場合、東平ゾーンの東側にある第三通洞や火薬庫、発電所跡、大マンプの見学はできません。
東平観光バスと料金


マイントピア別子駐車場から出発します。
時間
平日 11:00 13:00
土日祝日 11:00 13:00
所要時間
約2時間
料金

東平観光のみ
大人(中学生以上)1350円(バス代1250円+ガイド料100円)
小人(3歳以上)750円(650円+ガイド料100円)
鉱山観光+東平観光(観光坑道が割引になるお得なプラン)
大人 2050円(鉱山観光700円+バス代1250円+ガイド料100円)
中高生 1850円(鉱山観光500円+バス代1250円+ガイド料100円)
3歳以上 1150円(鉱山観光400円+バス代650円+ガイド料100円)
マイントピア別子
住所 〒792-0846愛媛県新居浜市立川町707-3
TEL 0897-43-1801
FAX 0897-43-4020
駐車場

道中の道幅は狭いですが、到着すると駐車場は広いです。
無料で駐車することができます。
トイレ

駐車場の横にトイレがあります。
ニュートンのりんご


ニュートンが万有引力を発見したと伝えられるりんごの木の接木が駐車場のそばにありました。
第2駐車場


第1駐車場から東へ行ったところに第2駐車場があります。
発電所跡や第三通洞、火薬庫跡へ行くには、ここに駐車して渓谷遊歩道を歩いて行くようになります。
別子銅山東平ゾーン 東平歴史資料館とマイン工房(旧保安本部)小マンプ
東平歴史資料館

第1駐車場のすぐそばにある東平歴史資料館。
入館は無料です。

当時の別子銅山で働く人たちの生活などを知ることができます。
学校や病院、郵便局などがあり、多くの人が生活していました。

当時の生活の道具など。

鉱石から電気銅ができるまでの図説。


当時仲持ちさんが粗銅を運んでいた30㎏の負い子を体験してみるコーナーなどもあります。

同製品の展示もあります。
所在地 〒792-0846 愛媛県新居浜市立川町654-3
TEL 0897-36-1300
開館時間 午前10時~午後5時
休館日 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は、その翌日)
入場料 無料
東平マイン工房(旧保安本部)

赤煉瓦作りの東平マイン工房は、明治期は配電所、大正期は林業課事務所、その後は保安本部として活用されていた建物です。

マイン工房では、銅板のしおりやカップなどお土産品の販売もしています。
「銅板のしおり」作成を体験することもできます。
開館時間
午前10時~午後5時
休館日
毎週月曜日(月曜日が休日の場合は、その翌日)12月1日から翌年の2月末日まで

体験料金
500円(税込)
必要時間
約1時間
〒792-0846 愛媛県新居浜市立川町654
小マンプ

東平歴史資料館の近くにある短いトンネル、小マンプ。


小マンプ内では、鉱山運搬機器展示がされています。

東平坑口から日浦坑口までの約4000mの坑内を行き来するヒビとが乗った人車、かご電車などが展示されています。
旧東平第三変電所跡 第三通洞や火薬庫跡と大マンプを観光
別子銅山の東側にある旧第三変電所 第三通洞 火薬庫跡 大マンプは、東平地区観光バスツアーでは見学できないエリアです。


第2駐車場までは、車で行くことができその跡は渓谷遊歩道を歩いて行きます。
広場

しばらく進むと広場に出ます。




広場には、当時の写真がありました。
旧第三変電所


明治37年に完成した赤レンガ作りの第三変電所。

当時のままの建物が残されているのは、こことマイン工房の旧保安本部だけで、内部までそのままなのはこの第三変電所のみです。


入口が開いていて中に入ることもできました。

2階。
第三通洞


標高747mの8番坑道準の東平坑口から東延斜坑底を結ぶ延長1,795m、幅3.35m、高さ3.73mの主要運搬坑道だった第三通洞。
第三というのは、3番目という意味ではなく、地名からつけられています。
門のデザインが素敵です。

中に入ることはできませんが、外からのぞいてみました。
線路のようなものが見えます。

ここから登山することができるのか、案内図がありました。

近くに滝もありました。
火薬庫跡



坑道堀削の発破作業に使われるダイナマイトを保管していた火薬庫跡。
大マンプ

東平の電車乗り場から第三通洞へ向けて2つのトンネルの内長い方のトンネル、大マンプ。

中をのぞいてみました。
奥に光が見えるので出口まで続いているようです。
東洋のマチュピチュ 展望広場 インクライン 貯鉱庫 索道基地跡
展望広場

第1駐車場の前にある展望広場。
展望広場から見える景色の動画
上から、貯鉱庫や東平索道停車場などが見渡せます。


インクライン跡



端出場(はでば)から索道で東平へと運ばれてきた物資を荷揚げしていたインクライン。
現在は、遊歩道の一つ220段の階段に生まれ変わっています。
貯鉱庫跡


重厚な花崗岩造りの貯鉱庫。
第三通洞経由で運ばれてきた鉱石を、一時的に貯蔵するものでした。
索道停車場跡



東平と端出場(黒石)を結ぶ主要輸送機関だった索道停車場。
鉱石の他、日用生活品や郵便物、新聞もこの索道で輸送されていました。
社宅跡



社宅の跡は、骨組みを復元されていました。
当時のかまどは残っています。
娯楽場跡


東平で生活する人々の憩いの場であった娯楽場。
現在は娯楽場へいく橋が残っているだけですが、2000人収容できるほどで劇や映画の上映がされていました。
昭和43年まで使われていたのがうそのようです。
保育園跡


当時3歳から小学校までの子供を預っていた保育園があったところ。
門柱とコンクリートの池のようなモノが残っています。
配給所跡

当時の面影はほとんど見当たりません。
病院跡



門柱が残っています。
標高約750mにある産業遺産、旧別子銅山東平ゾーンは、東洋のマチュピチュと言われるのも納得の産業遺産群と自然が調和した、観光にオススメのスポットでした。
昭和43年に廃止されたのでそこまで古くはないはずですが、撤去した施設跡地に植樹が行われたため自然に帰っていっているので、そこに街があったことがかなり昔のことのように感じます。

あはは
旧別子銅山東平地区
〒792-0846 愛媛県新居浜市立川町654
あははライフ
