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愛媛県宇和島市遊子にある急斜面に石垣を積み上げ作られた階段状の畑地、遊子水荷浦の段畑（ゆすみずがうらのだんばた）。
「耕して天に至る」と形容される段々畑は、幅・高さとも１メートルほどの石垣がはるか山頂まで続く壮観な絶景です。
目次
遊子水荷浦の段畑（ゆすみずがうらのだんばた）宇和島市
遊子水荷浦の段畑と海の風景
説明
遊子水荷浦の段畑（ゆすみずがうらのだんばた）の歴史は古く、人口が増加する江戸時代の終わり（天保年間）の頃に誕生しました。
沿岸部には稲作に適した土地は少なかったため、山の斜面を畑として開墾し、雑穀類を栽培していたと考えられています。
江戸時代にはじまり、明治時代には水荷浦の斜面のほとんどが開墾され、8,900枚の畑になっちたそうです。
段畑が石垣化したのは、明治時代から大正にかけて畑がサツマイモから桑へ切り替わり、養蚕で得た収入でなされました。
昭和時代、養蚕景気が終わり再びサツマイモの栽培がされます。
その後、サツマイモが大暴落して早堀のジャガイモの栽培がはじました。
現在は、３０ヘクタールあった段畑が２ヘクタールにまで減少していたのを「段畑を守ろうの会」の活動で５ヘクタールまで復活し、観光地として観光客が訪れるようになり、地域の活性化につながっているんだそうです。
４月にはふる里だんだん祭りや、８月には段畑ライトアップなどのイベントも行われています。
遊子水荷浦の段畑（ゆすみずがうらのだんばた）は、国の定める「重要文化的景観」の指定
や「日本農村百景」「宇和島24景」をはじめ「四国のみずべ八十八カ所」に決定されています。
（段畑を守ろうの会 遊子水荷浦の段畑ガイドのHP参照）
遊子水荷浦の段畑の案内とだんだん茶屋
全景写真
漁港のある湾の反対側から遊子水荷浦の段畑（ゆすみずがうらのだんばた）の全体が見えました。
案内図
駐車場
遊子水荷浦の段畑（ゆすみずがうらのだんばた）の前の海側に無料で停められる駐車場があります。
トイレ
駐車場の端にトイレがあります。
だんだん茶屋
駐車場の横にあるだんだん茶屋。
メニューと価格
段畑でとれたじゃがいもや目の前に広がる宇和海でとれた新鮮な海の幸の料理がいただけます。
隣りには、「段畑を守ろう会」が運営するだんだん屋があり、遊子水荷浦の特産品が販売されています。
ジャガイモの本格焼酎など芋商品があります。
だんだん屋
営業時間：9時30分～16時30分
だんだん茶屋
営業時間：11時～15時
（お食事は14時まで）
営業日：土・日・祝日・祭日
電話：0895-62-0091
愛媛県宇和島市遊子2323-3
InstagramなどSNS映えスポット 遊子水荷浦の段畑
登り口
だんだん茶屋の前を通って、遊子水荷浦の段畑（ゆすみずがうらのだんばた）を間近で見ることが出来る登り口へ向かいます。
細道を入っていくと遊子水荷浦の段畑（ゆすみずがうらのだんばた）の登り口の階段があります。
段畑の間の通路
階段を登っていくと段畑の間の通路に出ます。
私が行ったときは、休耕期だったのかな、段畑は土が見えています。
通路の幅よりも狭いくらいの段畑が段々に続いています。
ところどころに梯子がかけられています。
遊子水荷浦の段畑
通路を歩いていって振り返ると目の前一杯の段畑。
一段一段の石垣、作られた過程を思うとすごいなーという言葉が出てきます。
InstagramなどSNS映えする写真スポットですね。
上から見ると吸い込まれそう。
私が行ったときは、なにも植えられていませんでしたがジャガイモが植えられて段々に緑に色づいているのも綺麗だろうと思います。
段畑と海の風景動画
今は５へクタールの段畑、この６倍の３０へクタールもあったころはどんなだったろうかと想像が膨らみます。
一生に一度は見たい景色です。
遊子水荷浦の段畑
住所 宇和島市遊子水荷浦2323-3
TEL 0895-62-0091（NPO法人段畑を守ろう会（だんだん茶屋内））
営業時間
だんだん茶屋（お食事処）11:00～14:00
だんだん屋（特産品売り場）9：30～16：30
定休日
だんだん茶屋 月～金曜日 ※平日は10名以上の予約がある場合のみ営業
だんだん屋 月・木曜日
駐車場 無料 普通車30台／観光バス最大5台
