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古生代から姿が変わっていない、生きた仮説として知られるカブトガニ。
岡山県笠岡市は、そのカブトガニの生息地です。
しかし、昭和40年代にはじまった干拓事業により、カブトガニの固体数が激減。
その事態を受けて、平成2年にカブトガニの保護と研究を目的として岡山県笠岡市にカブトガニ博物館が出来ました。
岡山県 笠岡市立カブトガニ博物館 開館時間 休館日 入館料
中2の次男とその友達と長女の3人を連れて、遊びに行ってきました。
博物館自体が球体で入口が細長く伸びているので建物がカブトガニの形をしています。
入口のモニュメント、正十二面体の中のカブトガニ。
宇宙の永遠の広がりと太古からの悠久の時間を表しているそうです。
開館時間
午前9時から午後5時まで (入館は午後4時30分まで)
恐竜公園も同じく、午前9時から午後5時まで (博物館の休館日は閉園)
休館日
月曜日
月曜日が祝日または振替休日の時はその翌日、ただし3月25日~4月10日、4月27日~5月10日、7月15日~8月31日の期間中は無休。
祝日の翌日
年末年始(12月29日~1月3日まで)
入館料
一般 520円 団体(20名以上)420円
高校生 310円 団体(20名以上)260円
市外小・中学生 210円 団体(20名以上)150円
入館料が免除される方
65歳以上の高齢者で、高齢者施設利用証または生年月日を明記した証明書等(運転免許証、保険証等)を提示したとき。(特別展は市内在住者に限る)
心身障害者が身体障害者手帳、療育手帳、または精神障害者福祉手帳を提示したとき、およびこれらの介護者で必要と認められるとき。
笠岡市内在住または市内の学校に通学する小中学生。(受付で「笠岡っ子無料パスポート」を提示)
「高梁川流域パスポート」を持っている小学生。※土日祝のみ有効
教育上または公益上等の理由により必要と認めたとき(入館料減免申請書など)
笠岡市立カブトガニ博物館の展示内容
手をたたくと光って、カブトガニの発生から経過が分かります。
入館してすぐにある水槽、よく見るとカブトガニがいます。
砂に埋もれていると分かりにくいです。
館内に進むとカブトガニ博物館のマスコットキャラクターが出迎えてくれます。
アメリカカブトガニ
アメリカカブトガニ。
カブトガニにもいろいろな種類があるんですね!
アメリカカブトガニ、ひっくり返っていたけど動いていて生きていました。
コバンザメやヒゲソリダイ、タケノコメバル
コバンザメやヒゲソリダイ、タケノコメバルが泳ぐ水槽。
元川崎医科大学現代教育博物館副館長の故 松本邦夫先生が招集されたカニグッズがてんじされています。
ムカシオオホホジロザメ(メガロドン)
約1600万円前から200万年前までいたとされるムカシオオホホジロザメ。
世界各地で化石が見つかっているそうで、全長16mにもなるこれまでの地球上でもっとも大きなサメです。
生きている化石とその仲間。
カブトガニ大水槽
カブトガニが間近で観察できる大型の水槽。
カブトガニが動いている様子の動画
生きた化石というのがぴったりなカブトガニ、なんだか生きて動いているのが不思議に思ってしまいます。
カサカサカサ・・・という音が聞こえてきそうな動きです。
カブトガニのメスとオスの見分け方。
幼生の時は見分けがつかないんだそうです。
オスは15回脱皮、メスは16回脱皮。
その後、凹みや長い緑棘の数、1番目と2番目の歩脚がカギ爪かハサミという違いが出てくるんだそうです。
カブトガニは、1匹のメスに1匹のオスでつがいになていて、いつもメスがオスをおんぶしているんだそうです。
なかなかおもしろいカブトガニの生態。
触れる展示
子供たちが喜ぶ、触れる展示。
大きな本物のアンモナイトの化石や三葉虫の化石は、実際に触ることが出来ます。
筆を使って砂の中にかくれた化石などを掘る体験ができます。
カブトガニのマリオネット
レバーと操作すると、目の前の大きなカブトガニが動きます。
カブトガニの内部・外部のつくり、生態
カブトガニの内部や外部のつくりや生態について、詳しい説明があります。
カブトガニの血液
カブトガニの血液は、空気に触れると青くなるんだそうです。
その血液を顕微鏡で見ることが出来ます。
カブトガニの血液をつかって、人間の有害な内毒素を見分けることが出来るんだそうです。
カブトガニは、1匹でおよそ300ccくらいの血液をもっていて、その3分の1程度なら採血しても割合簡単に元の状態に戻るので、カブトガニに献血してもらっているんだそうです。
カブトガニの誕生・成長
カブトガニの誕生から成長についても学ぶことが出来ます。
カブトガニが誕生してから生体になるまでには、10年くらいかかるそうです。
カブトガニの繁殖地
笠岡市の「カブトガニ繁殖地」は国の天然記念物に指定されており、カブトガニ博物館では絶滅危惧種であるカブトガニの保護に努めているそうです。
この繁殖地は保護指定地となっていて、潮干狩りなどは禁止されています。
カブトガニシアター
カブトガニ博物館の真ん中部分には、80人が座れる客席があるカブトガニをテーマとした映像を大スクリーンで見ることが出来ます。
客席にはスイッチがあって、映像の中のクイズに答えることが出来るようになっています。
カブトガニ博物館の恐竜
カブトガニ博物館には、カブトガニと同じ時代にいた恐竜の展示もされています。
この恐竜は、動きます!
カブトガニの這い後の化石
ドイツで発見された1億5000万年前の化石で、約13mの這い後まで残されています。
飼育展示室
カブトガニ博物館の別館に飼育展示室があります。
飼育展示室の横には、カブトガニの飼育池と産卵池もあります。
私が行ったときには、この池にカブトガニの姿は見えませんでした。
飼育展示室では、カブトガニの赤ちゃんを見ることが出来たりします。
私が行ったときは、上の写真くらいの大きさでしたが、春から夏にかけてと、夏から秋にかけての期間は1齢幼生といって卵から生まれたばかりの、言わばカブトガニの赤ちゃんを展示していることがあるそうです。
ソメンヤドカリも展示されていました。
恐竜公園
カブトガニ博物館には、外に恐竜公園があります。
アスレチック広場
恐竜公園のアスレチック広場には、楽しそうな遊具があって、この日も遊びに来ている家族連れが多くいました。
恐竜公園の恐竜
アパトサウルス
ディプロドクス
プロトケラトプス・ティラノサウルス
プテラノドン
プテラノドン
エラスモサウルス
恐竜公園には、かなりリアルな合計で7種類8体の恐竜がいます。
サイズもかなり大きいので迫力があります。
カブトガニ博物館
〒714-0043 岡山県笠岡市横島1946-2
Tel:0865-67-2477
Fax:0865-67-2424