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江戸から明治時代に栄えた城下町徳島県美馬市脇町には、「うだつ」がある町家が残るうだつの町並みがあります。
「うだつ」というのは、隣家との境界に取り付けられた土造りの防火壁のことです。
「うだつ」を造るには相当の費用がかかったため、裕福な家しか設けることができませんでした。
そのことから、出世ができないや身分がぱっとしないという意味のことわざの「うだつが上がらない」が出来たそうです。
目次
うだつの町並み 徳島県美馬市脇町
駐車場
道の駅「藍ランドうだつ」の駐車場があります。
駐車料金は無料で、 大型:5台 普通:40台 身障者:1台分の駐車場があります。
駐車場には、ようこそと書かれた看板がありました。
うだつまるというゆるキャラがあるようです。
うだつとは
うだつ(卯建)とは、二階の壁面から突き出した漆喰塗りの袖壁のことで、火よけ壁とも呼ばれ防火の役目をしていました。
江戸時代、裕福な商家はこの「うだつ」をあげた立派な家を競って作りました。
そのことから、ことわざ辞典にいつまでもぐずぐずして一向に出世できないことを「うだつがあがらぬ」として記されています。
うだつの写真
徳島県美馬市の脇町は、江戸時代に脇城の城下町で、藍商で商で財を成した商家がのこるうだつの町並みとして観光地となっています。
うだつの町並みは、重要伝統的建造物群保存地区となっていて路上喫煙防止重点区域です。
案内
江戸時代の城下町の町家が残るうだつの町並み
案内図
昔にタイムトリップしたかのような両側に古い家が並ぶうだつの町並み。
人力車に乗って観光することも出来ます。
人力車の予約と口コミ
あはは
道の駅 藍ランドうだつ
藍染製品やお土産品などが売られている売店や喫茶店、藍染め体験が出来る藍染工房、1792(寛政4)年に創業した藍商の屋敷跡「吉田家住宅(公開施設)」などがあります。
藍染工房と体験
吉田家住宅
町並みで最大の床面積を誇り、藍の豪商として繁栄した「佐川屋直兵衛」の屋敷。
般公開されており、当時の藍商人のたたずまいを感じる事ができます。
中には、みせの間や帳場、使用人部屋等があり、裏手には吉野川の水運を利用した舟着場跡があります。
料金 大人510円 小人250円
休業日 年末年始(12月27日~1月1日)
営業時間 9時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
藍染商品の販売などもあります。
所在地 美馬市脇町大字脇町55
TEL 0883-53-2333
営業時間
店舗・売店 みやげ・喫茶 藍蔵 9:00~17:30(変更の場合あり) [定休日] 12/27~1/1
喫茶・軽食 みやげ・喫茶 藍蔵 11:00~14:00 [定休日] 12/27~1/1
博物館・美術館 吉田邸 9:00~17:00 [料金] 大人510円、小中学生250円
公園 観光交流センター 9:00~17:00
喫茶・軽食 茶房 9:00~17:00
体験施設 藍染工房 9:00~17:00
スタンプ設置場所 カフェとお土産の店「藍蔵」<9:00~17:30>
田村家
この通りで2番目に古い建物。
うだつを取り入れた建築様式以前のものでうだつはない。
甘味処「茶里庵」
阿波の郷土料理、野菜とそばの実をそのまま煮て栄養満点の「そば米雑炊」がいただけます。
茶里庵(さりあん)甘味処、郷土料理
所在地 〒779-3610 徳島県美馬市脇町大字脇町132-5脇町うだつ通り
電話 0883-53-8065
営業時間 10:00~17:00
定休日 火曜日・不定休
森家
7代目は郵便局長、9代目は診療医院をされていたという森家。
診療施設がそのままの形で現在も保存されているそうです。
国見家
この通りで一番古い建物。
雑貨 うだつや
藍染製品などが売られています。
住所 徳島県美馬市脇町大字脇町78-1
TEL 0883-52-3717
将棋名人
将棋名人、小野五平翁の生家。
ワタル珈琲
大正時代に建てられた洋館。
住所 徳島県美馬市脇町大字脇町87
TEL 080-6286-8101
営業時間 11:00~18:00(L.O.17:00)
定休日 木曜日、ほか不定休
美馬市観光文化資料館
レトロな自働電話や火消道具が展示されています。
所在地 徳島県美馬市脇町大字脇町92番地
電話 (0883)53-8599
開館時間 午前9時~午後5時
休業日 年末年始
入館料 無料
むしこ窓
2階の格子のような窓を虫籠に似ていることからむしこ壁とよばれています。
棟なんよ毛や部屋の明かりとり、風通しをよくするなどの役目をしています。
野崎家
初代野崎儀平が、安政3年(1856年)に呉服商を創業し一代で財を築いた。
その当時から現在に至るまで続いている唯一の呉服商で、屋号は「さのぎ」で知られている。
うだつ稲荷
うだつが上がる祈願が出来るうだつ稲荷。
藍色短冊は、観光交流センター内にある藍染工房で1枚100円で販売しています。
うだつ稲荷のところにうだつ実物模型があります。
徳島県美馬市脇町大字脇町154-1
うだつの町並み顕彰碑
うだつ町並みの中には、井戸や書状集箱など時代を感じさせるものも見ることが出来ます。
うだつの町並み 顕彰碑は日本の道百選にも選ばれています。
オデオン座
うだつの町並みから川を挟んで向こうに脇町劇場オデオン座があります。
1933(昭和8)年8月、藤中富三氏・清水太平氏らが中心となり、旧脇町に劇場を建設することを提唱し、当時、町内の事業家であった森幸雄氏や吉川長次氏に働きかけて協力を得ることになりました。
翌年、脇町劇場は西洋モダン風の外観で、回り舞台、奈落などを備えた本格的な芝居小屋として建てられました。
映画の斜陽化と建物の老朽化が重なり、閉館、取り壊される予定でした。
しかし、山田洋次監督の松竹映画『虹をつかむ男』のロケ舞台となったことがきっかけで、平成11年に町指定文化財として昭和初期の創建時の姿に修復され、一般公開されることになりました。
開館時間 午前9時~午後5時
休館日 毎週火曜日および年末年始(12月27日~1月1日)
入館料 大人200円、小中学生100円
※15名以上で、団体割引。
※催し物がある場合は、別料金となります。
住所 〒779-3602 徳島県美馬市脇町大字猪尻字西分140-1 脇町劇場(オデオン座)
TEL 0883-52-3807
うだつの町並み
徳島県美馬市脇町大字脇町55